選択

人と動物の違いは「選択するかしないかということである」という定義があります。動物は殴られれば、逃げるに決まっていますが、人は殴られても逃げるか留まるかの選択をします。「私のために殴ってくれるのかも?」という意識がDVから逃れられない理由の1つになることもあります。

そこで、選択を掘り下げるとAかBの選択だけではなく、0か1かの選択があることに気が付きます。AかBの選択は「善か悪か」「得か損か」「好きか嫌いか」の3つの基準で行われていると言われています。これに対して0か1かの選択(やるかやらないか)は、0を選べば、何も生まれないかも知れません。1を選ぶと失敗するかも知れませんが、その失敗は、次の成功のために貴方に準備されているものかも知れません。

しかし、実際、行動を起こすことは怖いです。そんな時のキーワードは「決め」です。迷えば怖くなるだけなので、「1に決める」ということです。そのことを、覚悟、あるいは宿命と呼ぶのかも知れません。

 

2023年6月22日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。