一昨日、NEC本社ウェルネスプロモーションセンターで行動変容の話をしてきました。
NEC本社ウェルネスプロモーションセンターの保健師の方は、「健診結果によって社員の方に保健指導をしているとのことですが、なかなか社員の方のマインドが変わらない」ということでの講演の依頼です。私が数年前に書いた「健康をマネジメントする」が心に刺さった保健師がいて、依頼を受けるようになったとのことでした。
1.「わかっちゃいるけどやめられない」社員の方のマインドを15分で変えることは、とても困難であること。
2.人は、善悪・損得・好き嫌いの3つの基準で行動を選択すること。
3.そして、その中で最も強力な選択基準は好き嫌いであること。
4.「わかっちゃいるけどやめられない」というのは、損しても好きなことを選択しているということ。
5.その選択に対して、健康になるという損得を提示しても、心にささらないのではないか?
6.健康を損得でなく好き嫌いで選択するような情報提示をするのが良いのではないか?
という、内容です。講演の話し方など改善点があったかと思いますが、このような機会を増やしていければと思っています。
2024年3月14日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。