真理を求めるのが難しいということ

人と動物の違いは何か?という問いに多くの哲学者が回答しています。

その一つに「人間は選択するから」という解答があります。人から殴られた時に動物なら逃げるだけかもしれませんが、人間は「これは愛の鞭かもしれない。」と考える場合があります。「選択している:考えている」ことが、世の中の唯一の真実であると説いた哲学者もいます。

私からすると真実を追求すること自体、人間しか行わないだろうと思います。

皆さんは何を真実であると考えますか?

そう考えると「100%正しいことが少ない」ことに気が付きます。私は「100%正しいことが少ない」というのは当たり前だと思っていましたが、実は奥深い言葉だと考えるようになってきました。

今のコロナ禍であっても、そのために得た恩恵もあります。自分を見直すことが出来ましたし、通勤のストレスは減少しました。

相手が自分と異なる意見を述べている時も私の意見が「100%正しいことが少ない」ので、その部分は受け入れるように努力します。逆に相手の方に「100%正しいことが少ない」ことを認識してもらえば、妥協点も生まれてきます。

その様な雰囲気作りのために、私は相手の服を着て話を聞いてみます。相手が望む着地点を模索します。そして問題点を抽出すると同時に相手の気持ちに興味をもって質問してみます。論点となる「善悪・損得・好き嫌い」以外の話題で距離を縮めること試みます。

 

 

※2021年3月6日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。