2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2面性を整理する。

患者さんに行動変容を促す動機付け面接法という手法があります。 習慣を変えようとする患者さんの気持ちは2面性を抱えています。「ダイエットしたい。」けれど「難しい。」という感じです。 例えば、 患者さんが「ダイエットしたい。」と言った時、 医師が「…

人の悩みの相談を正面からでなく斜めから受け止めた方が良い時があるということ。

私は、長年医師をやっていて患者さんの悩みをうかがうことがあります。「この病気とどう付き合って言ったら良いか解らない。」「仕事が出来なくなってしまう。」「結婚が出来なくなる。」など様々です。 その時に勿論相談を正面から受け止めてお話します。し…

行動変容を起すキッカケになる動機付け

本日は患者さんに行動変容を起すキッカケを作る医療者のメソッドについて書いてみます。行動変容を起すキッカケになる動機付けをする時に「患者さんの行動変容へのやる気」について考えてもらうことを行っています。 先ず、「やる気を10段階でどの位のレベル…

患者さんが医師を選ぶこと。

私は、大学病院に長年勤めていて、何時かは新しいスタイルの開業をしたいと50代半ばから考えていました。教授であること、学会でガイドラインを作成したこともあり、大学病院では、全国から紹介患者さんが集まっていました。 50代半ばの時に医療コンサルタン…

目で聞き、目で話す。

目はものを見るものであり、話をするのは口であるのは当たり前ですが、「目で聞き、目で話す。」という言葉を思浮かべて下さい。 目で、音を聞こうとすると耳で聞こえない音が聞こえてくることはないでしょうか? 風が桜の花びらを落とす音や光が露を照らす…

心筋梗塞の予防に大切なこと

2021年1月6日(水)にNHKガッテン!「激痛でも放置!?心筋梗塞の意外な落とし穴」に出演しました。 この番組は、心筋梗塞がテーマでしたが、私への取材内容は「激しい胸痛があったにもかかわらず、直ぐに救急車を呼ばなかったのはなぜか?」という問…

ProducerかActorか?

私は、大学病院で初めて行動変容外来を開設して、今は行動変容外来のコンセプトを社会に浸透させたいと思っています。そのために、ビジネス化も必要と考えました。 多くの人と出会いました。そのうちの1人の方に「横山先生はProducerですか?Actorですか?」…