帰宅願望

今年の5月に妻の母が脳梗塞になりました。慈恵医大に入院し、リハビリ病院に移りましたが、自宅に帰りたい希望が強く夜間せん妄で1日に何十回も電話してきます。妻は、「可哀想で耐えきれない」と感じていました。昼は、比較的元に戻るので、義弟はリハビリ病院の入院継続を望みました。

そこで、短期的にですが、本日、義母を私の家に引き取り、1日2回の訪問リハビリをセットアップしました。

私は、64歳の大学の医師ですが、96歳の母と自宅で同居しています。大きな負担がかかる介護ではないですが、1人で暮らすことは難しいので、私と妻が簡単な朝食と夕食を出しています。

つまり、私の家は、本日から老人ホームになりました。2人の母はともに少し認知機能は落ちているものの仲が良く、楽しそうに暮らしています。今のところ、結果オーライです。

 

私の母もリハビリ病院で夜間せん妄があり、自主退院をしてしまいました。昼はちゃんと病院生活を送れる2人が何故ここまで家に帰りたくなってしまうかは、脳の仕組みによるものと思います。

VR空間でアバターなどを用いて対応できるかもしれません。

 

2023年6月14日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。