私は慈恵医大晴海トリトンクリニックの医師ですが、定期的に中央区のPCRセンターで発熱患者さんのPCR検査をしています。
昨日が当番でしたが、1人も発熱患者さんの来院がありませんでした。
現在、新型コロナウィルスの新規感染社数が減少しています。しかし、その理由がわかりません。
約3ヶ月ごとに新規患者数はピークを迎え、その後収束していきます。
新規患者数はワクチンやマスク、季節の修飾は受けるでしょうが、今回の減少傾向は、いずれも関係ないように思います。専門家でも腑に落ちる説明をしている方はいらっしゃらないようです。
医師として新型コロナウィルスの感染を捉えた時に、私たちが今まで理解していた事柄が不確実であることを思い知らされます。
医療者は、この経験をもとに医療の常識を疑う目を持つことが必要であると感じます。
2023年3月1日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。