唾液PCR検査

私が所長を務める慈恵医大晴海トリトンクリニックでは9月23日から新型コロナウィルス感染症の唾液PCR検査を行えるようにしました。院内でPCR検査を行うのではなく、外注ですので私のクリニックで患者さんの唾液を採り、外注検査会社に輸送します。

唾液PCR検査は症状があり保険適応が可能な患者さんのみに実施しています。

 

以前のブログにも書きましたが、慈恵医大晴海トリトンクリニックがある中央区が行うPCR検査は中央区在住の方のみが適応となりますので、品川区から中央区に通勤されている方が、当クリニックに受診された時には保険でのPCR検査が出来ません。

そのために、一般の患者さんと発熱患者さんのゾーニングが出来ていることなどを都に申請する必要がありました。

大学側からも院内感染を危惧して、その施行を心配する声が多かったです。それでもスタッフの協力を得て、唾液PCR検査を実施できるようになりました。

 

発熱患者さんは発熱患者さん専用ブースでご本人が唾液を採取します。

その方法は、iPhoneでやり取りをして説明します。患者さんが専用ブースに置いてあるiPhoneから検査技師が持つiPhoneにFace Timeで連絡を取りやり取りをします。採取した検体は部屋の外に出してもらいます。患者さんにはFace Timeで医師ともやりとりをしてもらい、処方箋をお渡しすることにしています。

今の所、とてもスムーズに進んでいます。

※2020年10月11日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。