新型コロナウィルス感染症の現状

新型コロナウィルス感染症の第6波が落ち着いてきており、皆さんの新型コロナウィルス感染症の捉え方も人によって大きく異なると思います。

  • 今までの飲食店に制限を設けた人流抑制は適切だったのか?
  • 4回目のワクチン接種はした方が良いのか?
  • 感染者はこれからどのように推移していくか?
  • 行動制限はいつまで必要か?

など、さまざまな疑問が湧いてきます。

これらのことを考える前に、まず整理しておきたいことがあります。

それは、現在の新型コロナウィルス感染症新規感染者数と1年前の新規感染者数では意味するところが、大きく異なるという点です。

発表されている実数より遥かに多い感染者がいる可能性があることが想定されます。

オミクロン株に置き換わり、無症状や症状が軽微な方は検査を受けないことも多いことが関連しています。もう一つは、PCR検査の保険点数が大幅に削減され医療機関PCR検査をすればする程赤字になるようになっているということです。患者さんのPCR検査は無料です。しかし、開業の先生は、コロナ患者さんのために発熱外来を開設しているにもかかわらず、PCR検査での収入よりも検査会社に払うお金の方が多いのです。

これでは、かかりつけ医でPCR検査をする数は激減し、実際の感染者数を反映しない可能性があるのです。このような保険点数は政府が決めています。従って政府は、新型コロナウィルス感染症新規感染者数を正確に把握できない状況になることを予想してPCR検査の保険点数を下げている可能性があります。

もう一つは、4回目のワクチンは医療現場でも健康な60歳未満の方には打つことが予定されていません。ワクチンがダブついています。若年層でも後遺症があることが報道されています。それなのに何故でしょうか?政府は現状の新型コロナウィルス感染症が軽症化しているのならば、そのことを明確に示してほしいと思います。

 

私は、昨日4回目のワクチン接種を受けました。

2022年6月15日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。