新型コロナ感染症の第6波について

新型コロナ感染症の新規感染者数が減少に転じています。感染の第5波はピークを越えたようです。2回目のワクチンの摂取率も全国民で50%を上回ったと言われています。新規感染者数が減少は現役層にワクチンが行き渡ったからだと思います。当初は高齢者優先でしたが、感染数を減少させるには現役世代へのワクチン接種がポイントだったと思います。

しかし、諸外国を見てもワクチンで一旦減少した感染者数も行動制限を緩和することにより、再度上昇し、年内に第6波が訪れることが予想されています。しかし、第6波では、ワクチンを接種して重症化しにくい人とワクチン未摂取で重症化しやすい人が混在しています。

第6波では感染者数が非常に多くなっても重症者数・死者数がそれほど多くないという状況になるのではないでしょうか?

この場合、ワクチン接種後に重症化しないとしても、その人がワクチン未摂取で重症化しやすい人にコロナをうつしてしまうリスクは付きまといます。

これを解決するには2つの方法が考えられます。

1.集団免疫獲得のため、ワクチン摂取率(3回目を含めて)をできるだけ高めること。

2. 有効な経口治療薬を開発すること。

それが浸透するには、あと1年程度かかるのではないでしょうか?

9月16日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。