私たち医療者の多くの人は、既にコロナワクチンを接種しています。
慈恵医大病院でも90%以上の医療者がコロナワクチンを接種し、4月以降は接種した医療者のコロナ感染者は出ていません。医療者の中では既に集団免疫を獲得していると思われます。
従って、医学的には慈恵医大の医療者同士であれば、会食することも可能と思われますが、大学のルールで家族以外との会食は原則禁止されています。
会食警察ではないですが、会食していることを同僚に見つかれば、言い訳できない状況です。ワクチンを接種していても、オリンピックのウガンダ選手団のようにコロナ検査で陽性になってしまったら、職場での評判を大きく落とすことになります。
私たち医療者が会食することが許容されるためには一般の方々が、会食することが許される社会にならないとダメでしょう。
ところで、一般の方々も一定の割合でワクチン接種された後にどのように生活の制限が緩和されていくのでしょうか?医療者に今起こっている生活の制限は、近い将来の一般の方々の生活制限かも知れません。
一般的にインフルエンザでは4日程度の出勤制限になっていますが、コロナは10日程度の出勤制限を求めるのでしょうか?
コロナは相変わらずワクチンを打っていない人には、インフルエンザの100倍程度の致死率になるかと思います。
その課題はどうするのでしょうか?
このようなことは日本だけで決めることができないとも思います。
世界共通のルールとして決められていくのでしょうか?
※2021年6月27日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。