コロナ禍の中で、今がもっとも先が見えない状況であるような気がしています。

新型コロナウィルス感染拡大が医療崩壊を起こすことが、懸念されています。

 

実は、私の姉が、7/30に敗血症と急性腎不全で緊急入院をしました。

敗血症というのは、細菌が血液内に流入し、腎臓や肝臓に障害を与え、死に至る確率も高い病気です。

姉の場合も、腎障害と肝障害を認め、炎症を示すCRPは43mg/dLまで上昇していました。

血圧も低下してショック状態でした。現在は回復に向かっていますが、対応が遅れれば、命を失うことになったと思います。

姉は眼科医ですが、7/26から39度に及ぶ発熱があり、PCRを行いましたが、陰性で自宅待機していました。たまたま、私が7/30に姉に電話したので、慈恵医大への緊急入院が決まりました。

普段であれば、本人も病院に受診するのでしょうが、今は発熱というと先ずは、コロナ疑いの検査が必要となります。そのことが受診控えにつながりました。

コロナ以外の患者さんの受診控えが切迫した状態になっています。図らずも、そのことを身近に感じました。

そして、「千葉市医療機関クラスターがでたが、14人のうち12人はワクチン2回接種済み」という千葉日報のネットニュースをみて、ひょっとしたら、コロナ禍の中で、今がもっとも先が見えない状況であるような気がしています。

 

 

8月4日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。