日本の新型コロナウイルスの感染状況

新型コロナウイルスパンデミックが起こっている中で、我が国の感染者数と感染による死亡者数は極めて低いと報道されていました。

 

しかし、年始から第6波に見舞われ、それまでは1日の新規感染者数が1000人でも多いと感じていたのに今では1万人を超える日が続き、その数に驚くことはなくなりました。

 

本当に我が国の感染者数は少ないのでしょうか?

 

ロイターのサイトでの紹介によると世界で最も1日新規感染者数の多い国はどこだと思いますか?

1位韓国、2位ドイツ、3位ベトナム、4位ロシア、5位日本です。

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/

米国やインドよりも日本の方が多いのです。

 

皆さんの周りに感染者や濃厚接触者の方も多くなり、今の状況に国民が慣れてきている印象を持ちます。

 

残念ながら有効な経口治療薬であるパキロビッドの使用はできないためにインフルエンザウイルス並みになるには時間がかかりますが、皆さんの関心はウクライナ紛争に移っているように見えます。

 

今後、我が国の新規感染者数はどうなっていくのでしょうか?

ステルスオミクロン株の影響で再度、感染者数が増えるのでしょうか?あるいはワクチンが浸透し、感染者が減っていくのでしょうか?

 

私は、ステルスオミクロン株の影響も3回目のワクチンの影響もそれほど大きくないまま、新規感染者数は数千人に減ってその値がある程度持続するのではないかと考えています。

 

世界に目を向けるとステルスオミクロン株に置き換わった国も3回目のワクチンが進んでない国も新規感染者数は減っています。

マスクをつける国も戦争をしている国も同様に低下しています。

 

米国は日本への旅行者に日本が感染地区であることの注意喚起を出しています。

その日本が、水際対策をしています。

ウクライナ紛争のことをロシアに人は知らないかも知れませんが、日本の新型コロナウイルスの感染状況のことを日本人は知りません。

2022年3月4日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。