健康についての情報

私は、現在まで多くの生活習慣病の患者さんを診てきた問題意識から行動変容外来を開設しました。その中で、患者さんが健康管理をする目的としては、必ずしも寿命を延ばすことや心筋梗塞脳梗塞にならないことではないことを知りました。寝たきりや認知症になりたくないと考えている患者さんが多く、医療者の視点がズレている気がします。寝たきりや認知症にならないためには、30代からの運動が必要です。

しかし、30代の人は、寝たきりや認知症にならないために運動しているのではなさそうです。

 

世代ごとの健康意識を知ることは、生命を財産として捉えて生きて行くには大切なことです。30代の人は70歳の人が、「死ぬこと」をどのように捉えているかをご存知でしょうか?

 

健康は財産です。私たちはそれについての情報をあまり持ち合わせていないと思います。

 

※2020年11月30日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。