3つの財産

人には3つの財産があるといわれています。
お金、人間関係、健康です。

3つのどれを重視するは立場や年代によって異なると言われています。
一般に若い人は「お金」、中年層は「人間関係」、壮年期になると「健康」を重視する傾向があると言われています。

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若い新入社員が悩んでいるのを見て、中年の部長課長が人間関係重視で「今日、飲みに行くか?」と言っても、若い人が「飲みに行って、どの様な仕事の待遇が上がるのだろう」考えているとすれば、歩み寄ることができません。
人生100年時代になって若い世代のお金に関する不安は想像を超えています。

若い頃は、健康に目を向けません。
40代の男性でも健康診断において糖尿病と指摘された人の50%しか医療機関を受診しないのが現状です。

実は、お金、人間関係、健康は其々が関連しています。
お金によって人間関係で有利に働くことがあるでしょう。

人間関係によって良い病院を紹介されることもあります。

健康であれば、年をとっても働けますし、医療費を節約できます。
健康であれば、歳を取っても仲間とゴルフやスキーに行けて、孤立しません。

そして、もう一つ重要なのは時間です。
時間あれば、お金を効率的に得ることが出来る。
時間があれば良い人間関係が築ける。
時間があれば、健康に対して注意できる。

財産に対して味方になってくれる人を整理することは重要です。
お金にとって助けてくれる人
人間関係にとって助けてくれる人
健康に取って助けてくれる人

そして、
時間にとって助けてくれる人
も重要です。

新型コロナウィルス感染症は、3つの財産のうち「お金」と「人間関係」と「健康」の3つ財産に大きなダメージを与えました。

しかし、沢山の時間を与えてくれています。
これを機会に「時間」に目を向けてみたらどうでしょう?
我々は、日々、生命財産を消費しています。

「時間にとって助けてくれる人」
これは、デジタルかもしれません。

With Coronaの世界ではウィルス感染症に対応することでなく、デジタルに対応することが問われていると思います。
この機会に、健康という財産のアセットマネジメントを考え直すよい機会にしてください。

※2020年6月3日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。