新型コロナウイルス感染拡大を予防する日本人の習慣について

新型コロナウィルス感染症にかからないために、やるべきことを列挙した記事が多くみられます。
厚労省もそのたぐいの記事をホームページに載せています。
しかし、気を付けて出来ることはせいぜい5個程度で、10個もあれば守ることは出来ないだろうと想像してしまいます。

欧米と比べて我が国の新型コロナウィルス感染症感染者数が極めて少ないことは、世界でも不思議がられていますが、その理由の1つに「日本人の高い衛生意識」を上げる識者がいます。
その様なことを聞いてもなんだかピンときませんが、少し日本人の習慣を列挙してみましょう。

1.お辞儀をするが握手やハグはしない。
2.大きな声で主張するのではなく阿吽の呼吸を大切にする。
3.食事の時はオシボリで手を拭いたり、手を清潔に保つ。
4.白米は箸を使い、パンもパン皿におく。
5.トイレの後は手を洗い、殆どのトイレでウォシュレットを使っている。
6.外から帰ると手洗いうがいをする。
7.外から帰ると靴は脱ぐ。
8.お風呂では湯船につかり、体は洗い場で洗う。
9.勿論、その後に靴を履くこともないし、靴で汚れた床を素足で歩くこともない。
10.家で食事を食べる時もこぼさないで食べることに熱心。
11.お休みのキスもしない。

こうやって日本人の習慣を並べてみると、どれもが新型コロナウィルス感染症の感染予防になっていることが解ります。
そして欧米の人が一朝一夕で獲得できない習慣であることも理解できます。
新型コロナウィルス感染症が長引くと知らないうちに日本文化が世界に定着するかもしれません

※2020519日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。