物差しに縛られることを選択する。

私は64歳の医師です。今回新型コロナウィルス感染症に関する我が国の対応の不適切さに驚きを感じ、海外に投資した方が良いだろうと考えました。デジタル水準の低さを目の当たりにしました。丁度、大学を退職後のことを視野に入れると米国株で資産運用することは正しいと思いました。2021年の10月から米国株の購入を開始しました。しかし、その後ウクライナ紛争と米国のドル高によって株価は乱高下しています。私は経済に疎いので世界経済について学ぶのは良い機会だと思っていました。ウクライナ、コロナ、様々な事柄が株価に影響します。

しかし、最近気がついたことは、自分がお金という物差しに縛られていることでした。寝る前にダウの最初の動きをチェックして、起床とともにダウの終値をチュックしています。お金があれば自由な生活が選択できるかと思っていましたが、時間に縛られなくなるためにお金に縛られるという皮肉な現象を経験しています。

結局は、人は知らないうちに物差しに縛られることを選択していると感じました。

縛られることは窮屈だと感じますが、もっと心の奥で安心する部分もあるかもしれません。

 

2022年11月19日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。