調理師の徒弟制

私は、64歳の医師です。先日、フレンチレストランのシェフと食事をしました。32歳で、素敵なレストランを開いたことに興味があったことと、応援したい気持ちで数回通っています。

ある時、シェフの方から「今度食事をしませんか?」とお誘いを受け、九段下のフレンチレストランでランチを取りました。私は四谷のレストランの経営状態が心配でしたが、私の予想に反して、すでに彼が13件の店のオーナーであることを知りました。

彼の志は「調理師の徒弟制に風穴を開けること」でした。調理師の世界はパワハラが横行し、加えてそのパワハラを容認する気風があるそうです。彼のインスタにはパワハラの報告があり、パワハラにあった調理師を、自分の店で雇うこともしているとのことです。自分自身の経験から「調理師の徒弟制に風穴を開けること」がライフワークであると言っていました。

料理というベクトルから社会を変える志を持つことに感心し、医師がどの様に社会貢献するかを改めて考える1日となりました。

 

2022年11月6日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。