医療者のマスク

新型コロナウィルス感染症の第6波による新規感染者数が徐々にではありますが、減少しています。

変異株の出現など不確定要素はあるものの、新型コロナウィルスもいつかは一般的な風邪と同じになっていくことを多くの研究者が予想しています。

しかし、感染症に対する恐怖心は、個人個人で大きく異なるので、新型コロナウィルスが弱毒化してもマスクをつけ続ける人は一定数いらっしゃると思います。そして、その方々は、相手にもマスクをつけることを希望するはずです。

もしそうであれば、今後医療者は診察時にはマスクを外すことは出来ないことが予想されます。

新型コロナウィルス感染症は症状が出る前に人にうつすので、無症状でもマスクをつけていなければなりません。患者さんの血圧を測定することや、眼科医が眼を診察することもマスクがなくては出来ません。

医師がマスクをつけていると表情が解らなくて患者さんも嫌だと思いますが、医師もマスクをつけて患者さんに説明する煩わしさがあります。

これは、デパートやレストランの店員の方も同じかと思います。

日常が戻るものも戻らないものもあることを感じました。

 

2022年3月14日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。