揺れる気持ち

現在、自民党総裁選が行われていますが、その中で自民党の支持率が急増したと言われています。最も総裁に近いのは菅官房長官であると報道されているので、自民党の支持率が急増は、菅官房長官の支持の広がりと関連すると思われます。

官房長官はGo Toキャンペーンを推し進めた政治家です。

 

この指示の広がりは、新型コロナウィルス感染症の感染が抑えられているという国民の意識に支えられていると私は思います。

もし、感染が抑えられなかったと判断すれば、菅官房長官は国民からの支持は得られないからです。

 

この半年間、新型コロナウィルス感染症ついて、国民は2つの考え方の中で揺れています。

 

  • コロナの感染を抑制することは大切であるが、経済を回す必要がある。
  • 経済を回す必要があるが、コロナを抑制することは大切である。

 

緊急事態宣言時は②、解除後は①、ホストクラブからの2波(Go Toキャンペーン発令)の時は②、今は①となっています。

 

もし、②になるキッカケがあるとすれば、渡航者の制限緩和、衆議院解散、冬のインフルエンザとの同時流行でしょうか?

 

ずーっと②ばかり考えていることは大変なので、取り巻く状況とは別に、①へ考え方をシフトすることを選択する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、医療者は半年間②を考えています。

 

 

※2020年9月10日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。