私は慈恵医大晴海トリトンクリニックの所長をしています。11月6日までフィラデルフィアで米国腎臓学会に参加していたため、長らくブログもお休みしていました。
私は時差ボケには弱く、睡眠障害に悩まされます。
「眠れなくても目だけ閉じていれば、脳への情報量が少なくなり、半分ぐらいは寝ているのと同じなので、眠れなくてもジッと目を閉じていることは大切」と昔、誰かに教えてもらったことがあります。
そんなわけで、今回はアイマスクをして眠りに入ることにしました。すると知らない間に眠ってしまいました。
「目の見えない方はどこから睡眠を認識するのだろう?」という疑問が頭に浮かんできました。そのことが、そのような方にどのような影響を与えるのだろう?
皆さんも学生時代に授業中に居眠りをしたことはあるかと思います。目の見えない方はそんな時にどんなふうに眠気と戦ってらっしゃるのでしょう?
私は糖尿病で目の見えない患者さんの診察をしたことが何回もありました。それなのに想像力がなかった自分に反省です。
想像力は、医師の最も重要な資質の1つと考えています。
2023年11月9日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。