世間というかたまり

我が国の新型コロナウィルス感染症の死者数は1日あたり約100人で、以前高い数値となっています。しかし、政府は水際対策を緩め、感染者数の全例調査を止めようとしています。世間もコロナ疲れか経済を回すという合言葉のもと、昨年のような自主規制を行う風潮になっていません。

1日あたり100人でもウィルス感染症対策を緩めていくというベクトルは誰が決めているのでしょうか?それは、政府でもマスコミでもありません。政府は国民の目の色を伺い、政策を進めて行っています。マスコミも国民の目の色を伺うというスタンスは同様です。国民の目の色はもちろん政府の方針やマスコミの報道姿勢に影響を受けます。

政府の方針、マスコミの報道姿勢、国民の目の色などが混じり合って世間というものが形成されています。そこには他国の状況が影響するでしょう。政府の方針の受け入れ方には、新型コロナウィルス感染症と全く関係ない政府と旧統一教会の関係も影響すると思われます。世間は当然、あなたの感情にも影響を与えます。

世間がどのようなもので、自分とどのように関わってくるかを知ることが必要でしょう。

 

2022年9月20日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。