求められる検証

新型コロナウィルス新規感染者数が低下しています。現在は人流は減っていないことから、ワクチン接種が進んだことが、新規感染者数の低下の主たる原因と考えられています。

しかし、日本よりワクチン接種が進んでいる米国の1日あたりの新規感染者数は約20万人で死亡者数も約2000人と以上に高い数字を示しています(https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/united-states/)。

新型コロナウィルスの変異株の影響とも言われますが、国ごとに新規感染者数の推移は異なっています。デルタ株の発生源とされているインドの感染者数は急激に減少しています。

欧米各国はワクチン接種が進んだ時期にマスク着用を解除したことが、日本との差異ではないかという説もありますが、マスク着用をし続けている韓国でも新規感染者数は過去最高に近い数字を示しています。

日本も第6派の襲来が予想されているものの、欧米よりも高い80%のワクチン接種率になれば第6派が避けられるという予想もあります。しかし、80%のワクチン接種率であるシンガポールでも新規感染者数は過去最高に近い数字を示しています(https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/)。

他国の感染状況と比較して、早急に検証をしていくことが大切です。

9月25日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。