オリパラ組織委員会からされた新型コロナウィルス感染症に関する質問

629日にオリパラ組織委員会で新型コロナウィルス感染症関連でコメントを求められています。

想定される質問は、
1.ボランティアと選手や選手の検査
2.応援とおもてなし
3.ボランティアの保障
によるものが多かったです。

ボランティアと選手や選手の検査ですが、PCR検査は検査自体に数時間かかることが、一般的で、新規感染者数が発表されるのも次の日でした。

検査に関しては抗原検査だけでなくPCR検査も劇的に進歩しています。

キヤノンメディカルと北海道大学LAMP法用い、唾液から10分程度で検出できるシステムを開発しています。
https://jp.medical.canon/News/PressRelease/Detail/58429-834


また、最も感度が高いとされているCT検査ですが、これはトレーラータイプのものがあり、LEGO・ブロックのように診察室とコンテナーでつなぐようなことが可能の様です。
このような施設が選手村に設置することが望まれます。

応援とおもてなしですが、勿論リアル応援は人数の制限をもって行うのでしょうが、リモート応援システムがあります。
先日ジュビロ磐田のサッカーの試合でも用いられていて親会社のヤマハが開発しています。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/25/news149.html

ヤマハが開発した「リモートチアラー」は、スマートフォンの専用アプリなどで「歓声」「拍手」といった選択肢をタップすると、それに応じた音声が試合会場のスピーカーからリアルタイムに再生されるシステム。
ライブ配信された13日の練習試合ではリモートチアラーを通じて約6万5000人が“リモート応援”に参加し、タップ数は計約190万回にも上った。」とのことです。

ボランティアの保障についても保険会社がありそうです、PCR検査を行っているボランティア医師に対応する保険は既に実装しています(勿論コスト面は大変でしょうが)。
とても開催されないと思っていたオリンピックですが、「世の中進んでいるんだ」と思いました。

※2020年6月29日時点の医師横山啓太郎個人の意見です。